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今回はタイトルの内容の前に、今一番はまっているドラマ「天下統一・始皇帝」についてのあれこれを。
全72話トータルで50時間ほどの中国歴史ドラマです。始皇帝が中国を統一するまでを描いた作品ですが、これが面白い。ストーリーは史実そのままなのですが、今から2200年前にこんなことが起こっていたのかと驚きの連続です。紆余曲折、魑魅魍魎、波乱万丈、阿鼻叫喚、どの4字熟語を使っても当てはまる内容。 中国という国家の奥深さと恐ろしさがこれでもかと伝わってきます。礼とメンツを重んずる厳しい上下関係、隙あらばどんな手段を使っても手に入れようとする最高権力獲得、知恵と策略と圧力をフル活用した他国との争い。そのまま今の中国政府といっても過言ではないかもしれません。その頃の日本は弥生時代前期、やっと稲作が始まった頃。単一民族で海を隔て他国の影響が少なかった日本、多民族国家で政変により定期的に為政者が変わってきた中国。今現在の2国間の交渉事において経験値の差は埋めがたいものがあるのではないでしょうか。
その他、歴史遺産をそのまま使ったであろう背景においては、セットやCGでは決して出せない重厚感があり、登場人物の衣装に関しては場面や地位に応じて事細かく作られていて、衣装費用が製作費の中でかなりの部分を占めていたのではないかと推測されます。
最高権力者「大王」ターワンがいつまでも耳に残ります。大王といっても独裁者ではなく、方針決定に関しては臣下の意見を聞き、発言も比較的自由な感じを受けました。縁故や出身、身分ではなく、個人の能力といかに自分に尽くしたかで判断する人事制度。この辺りは見習う必要もあります。
ウィキペディアを見ればストーリーはわかっているのですが、それでも次を見せてしまうスケール感の大きさと、時代背景に忠実な作りこみ。ここがこのドラマの見所です。
蒲郡の夜明け
四日市の夜明け
⦁ そうです! 魚の写真が無いのです。理由は聞かないでください。